東京のオフィスの場合には、ある程度規模が大きいところも多く清掃などもオフィス清掃業者に任せていることも少なくないです。オフィス清掃業者は、単純に清掃作業をするだけでなくさまざまなことを付随しておこなってくれる可能性があります。では、オフィスの清掃業者が設備のチェックや管理などをしてくれるところがあるでしょうか。
営業するために必要な電気の管理などもおこなう
オフィスとしてビルを営業するためには、少なくとも電気やガス等がつながっていなければいけません。実はこの電気やガスなどの光熱費は、オフィスに必要不可欠なものと同時に、管理が重要なものになります。
最近は、24時間営業しているオフィスもあるでしょう。例えば、24時間対応のコールセンターなどがこれに該当します。常に電気をつけっぱなしの状態にしており、パソコンや電話などもつながっているため、これを長期間利用することで問題が生じる可能性があります。気がついたときには、送電ができなくなり仕事自体ができなくなる恐れもあるでしょう。
このような状態になると、職場がパニックを起こし、業務停止だけでなく利用客やお得意先にも迷惑をかけてしまうことになります。そこで、ビル清掃業者の中には、電気やガス等の管理をするようなところもあるでしょう。
この場合には、専門的な知識がなければいけませんので、資格を持っている業者がおこなうことになります。清掃業者の中にも、ビル管理に関する資格を持っているところがあり、その人が清掃をすると同時にさまざまな細かなメンテナンスなどをおこなっていくこともできるわけです。
どのような資格を持っている必要があるのか
清掃業者を営む場合には、特別これといった資格はありませんが、オフィスの管理をする場合には、何らかの資格が必要になる可能性があります。業者の中で、電気関係の資格を持っている場合には、電気の管理をすることができます。
その種類は、第二種電気工事士や第3種電気主任技術者等があります。それぞれ仕事の範囲も異なりますので、事前にどのような管理ができるかも確認しておきたいところです。ボイラー等を利用している人も多いですが、これを管理するためには、ボイラー技師と呼ばれる資格を取得していることが必要です。
そのため清掃業者でありながらボイラー技師としての資格を取得している業者であるが、ボイラーの管理をすることは可能になります。この管理が不十分の場合には、お湯などが出にくくなったり、さまざまな面で問題が生じる可能性があります。
これを十分にチェックすることで、いざと言うときにオフィスが使えなくなることを防止します。また火災の恐れなどもありますので、定期的なチェックは資格を持った清掃業者にお願いをしたいところです。
電気はボイラー以外で重要な箇所とは何か
ビル清掃業者の中には、オフィスの細かな点検をしてくれるところがあります。例えば、消防用設備等の点検もしてくれる業者もあるでしょう。消防用設備は、通常使うことはありませんが、火災が発生した場合に非常に重要な役割を果たすものです。
1番有名なのは、消化器でしょう。消化器は、オフィスの面積に対していくつ設置をしなければならないなどの決まりがあります。これは、消防法と呼ばれる法律によって定められていますので、この決まりは必ず守らなければいけません。
次に重要になるのは、スプリンクラーになります。スプリンクラーは、大きなオフィスになれば必ず天井についています。このスプリンクラーが作動するときは、火災の初期の状態ですので初期の消火にはとても有効なものとされています。
オフィスでタバコを吸ってそれが原因で火事になった場合、延焼を防ぐのに役立つでしょう。これらは、法律で定期的に点検しなければならないと決められています。つまりチェックをすることが義務になっています。
オフィスには清掃業者が出入りしていますが、この清掃業者が点検作業をおこなうことがあります。点検作業は実に多岐に及びますが、電気関係はボイラー関係などは重要なものになりますので、オフィス清掃業者が電気関係やボイラー関係の資格を持っている場合は任せたほうが良いことも多いです。
なぜなら、そのほうが2つの会社に依頼するよりもお金がかかりにくいからです。それ以外にも、火災に関するチェックやエレベーターのチェックなどもおこなう業者もいるでしょう。それぞれ資格を取得している人がおこないますので、安心して任せることができます。