冬は寒くて乾燥しており、体調を崩しやすい方も多いのではないでしょうか。春になると気温が高くなってきて過ごしやすい気温になりますが、それとともに訪れるのが花粉です。酷い花粉症の場合、毎日外出するのが辛い、仕事が手につかない方もいるでしょう。ではオフィスでできる花粉症対策はあるのでしょうか?
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業務効率が低下する?花粉が与える影響とは
花粉が仕事に与える影響はどんなものがあるのでしょうか。詳しく解説します。
仕事の生産性が下がる
ブルーエア空気清浄機の総合代理店であるセールス・オンデマンドが調査したアンケート結果によると、多くの人が仕事中にくしゃみや鼻水が出て仕事が頻繁に止まってしまうと感じています。
また花粉症でくしゃみや鼻水、目の痒みなどで思考力がいつもより落ちてしまっているとも感じており、花粉症が業務効率を下げていることが分かります。花粉症を抑える薬は眠気をもたらすものが多く、このことも業務が滞ってしまう要因となっています。
そのため従業員の多数が花粉症を発症していた場合、大きく業務効率が低下している可能性が考えられます。
目の病気を発症してしまうことも
デスクワークをしている方が発症しやすい病気に目の病気であるVDT症候群があります。デスクワークをしていると目が疲労するため発祥のリスクが高まりますが、花粉症の場合花粉が目に入って付着することで目にダメージや疲労がよりたまりやすくなります。そのため花粉症の方はVDT症候群になるリスクが高くなります。しっかりとオフィス全体で花粉対策を立てましょう。
花粉をオフィスに持ち込まないためには?
花粉をオフィスに持ち込まない対策について詳しく解説します。
オフィスに入る前に花粉を落とす
オフィス内に花粉をまき散らさないよう、入る前にブラシやローラーで服や髪についている花粉を落とすよう心がけましょう。
換気は花粉が飛びにくいタイミングで行う
花粉症対策のためには窓は締め切りたいですが、オフィス全体の健康を守るためには定期的な換気も行わなければなりません。換気は花粉が飛びにくい朝や夕方に行うようにして、なるべくオフィス内に花粉が入らないようにしましょう。
オフィス内に入ってしまった花粉はどうすればいいか
花粉はどうしてもオフィス内に入ってしまいます。入ってしまった花粉への対処法について詳しく解説します。
オフィスをなるべく締め切る
花粉は窓を開けていると室内に入ってきてしまうので、窓をなるべく締め切りましょう。花粉が入って来るのをゼロにすることはできないので、加湿器や空気清浄機を使うことで、オフィス内に入った花粉を舞いにくくするとよいでしょう。
掃除する
床に花粉が落ちている状態だと、床の上を人が歩くたびに花粉が舞い上がってしまいます。拭き掃除で花粉を除去するのがおすすめです。掃除機をかけてしまうと空気中に花粉が舞ってしまうので、まずは拭き掃除からはじめましょう。
花粉症持ちではない人にも協力してもらおう!
オフィスで行う花粉症対策はひとりが行っても意味がありません。花粉症ではない人にも協力してもらうことが大切です。
ひとりひとりが意識する
花粉症ではない方は花粉に対して意識が低くなってしまいます。しかし意識の低い人が持ち込んだ花粉の影響で花粉症の社員に悪影響が出ること、仕事の効率が下がってしまうことを自覚してもらう必要があります。
社内でルールを決める
ひとりひとりの意識だけにまかせると個人ごとに意識に差が出るので、オフィス全体でできることをルール化してしまうのもよいでしょう。外からオフィスに入る場合は服や髪についた花粉を払うようにする、朝礼の後全員で拭き掃除をする、掃除をしやすいように整理整頓をする、床に物をおかないなどといったルールをつくることで、オフィス全体の仕事の効率低下を最小限に防ぐことができるでしょう。
まとめ
春になるとやってくるのが花粉症です。暖かく過ごしやすくなりますが、同時に花粉が多くなり花粉症の人にとっては憂鬱な日々になってしまうことも。オフィス全体で花粉をなるべく持ちこまない、掃除をするなどの対応をすることで花粉症の人への影響を軽減できます。花粉症でない人にも協力してもらえるよう、オフィス全体で取りくむよう心がけましょう。