マンションやアパートの敷地内や共用部の清掃は想像以上に大変です。とはいえ、きちんと清掃しなければ入居者の満足度や新規入居に影響が出ます。好印象を与えるためにも清掃は大切ですが、面倒だという方には清掃会社に依頼することがおすすめです。本記事では、清掃会社に依頼するメリットやプラン、清掃会社の選び方をご紹介します。
オフィス清掃会社はマンションやアパートにも対応
オフィス清掃をしている会社でも、マンションやアパートの清掃に対応しているところがあります。マンションやアパート専門ではなく、オフィス清掃会社に依頼するメリットやデメリットを解説します。
オフィス清掃会社に依頼するメリットとは
清掃のプロに依頼するメリットは、清掃技術の違いにあります。素人では対応しきれない汚れを落とし、汚れにくくなる一手間まで加えるのです。言われたことだけをやる清掃業者とは違い、普段はオフィス清掃に対応しているからこそ、外観や内部の隅々まで丁寧に清掃をこなしてくれます。清掃の依頼は仕事に支障が出ることもなく、マンションやアパートで暮らす住民までもが清潔にしようと意識するようになります。
個人もしくは別の事業に依頼するデメリット
賃貸オーナー自らや従業員から清掃担当者を選出するとなると、労力や時間的にも負担が大きくなってしまいます。また、個人清掃業者に依頼した場合、独自の清掃方法が多いでしょう。そのため、清掃が行き届いていない場所や清掃道具に限界があります。
一方でオフィス清掃をしている会社では、清掃やマナーなどの研修を受けているため、より高品質で満足度の高いスタッフが対応してくれます。
マンション・アパートで欠かせない日常清掃と定期清掃
清掃にも種類があり、目的によって頻度や優先度は異なります。とくに共用部は定期的な清掃が不可欠です。新規入居者のためにも、治安の悪化は避けたいところです。では、マンションやアパートに必要な清掃の種類や目安となる頻度をみていきましょう。
日常清掃とは
日常清掃とは、その名のとおり、日常的に行われる軽い清掃のことです。たとえば、通路やエントランスの床、ゴミ置き場、駐輪場や駐車場の掃き掃除が挙げられます。タオルやほうき、掃除機、中性洗剤といった一般的に使用されている清掃道具を用いた掃除です。清掃頻度は毎日から週に1〜3回行われています。頑固な汚れは定期清掃で業者に依頼するのがおすすめです。
定期清掃とは
定期清掃とは、日常清掃で除去できなかった汚れを落とすのが目的の清掃です。専門的な道具が必要であるため、清掃業者に依頼する方が多くいます。頻度は、一般的に1ヶ月に1〜2度ですが、管理者によっては3か月に1度、半年に1度とそれぞれ異なります。しかし、放置すれば容易に落ちる汚れも落ちにくくなったり、時間や費用がかかったりもしますので1か月に1度がおすすめです。
特別清掃とは
ちなみに、特別(特殊)清掃というものもあります。マンションやアパートの管理人であれば知っておいて損はありません。滅多に清掃できない高所の場所や照明機器、エアコン内部の清掃、または事件や事故によって汚れた場合の清掃をいいます。
マンションやアパートを清掃してくれる会社の選び方
清掃会社を選ぶのに失敗しないポイントを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
希望する清掃範囲が一致しているかどうか
清掃会社にも得意な分野があります。日常的な清掃に特化した会社、内部の清掃に特化した会社、床や壁、水回りなど向き不向きがあるのです。得意な分野を限定して依頼すれば低コストで高クオリティーが得られますが、範囲が広がればその分価格は上がります。計画を立てて依頼することでニーズに沿った清掃ができます。
信頼性や保険加入の有無も確認しておく
周囲への気配りができているか、挨拶がきちんとできているかといったスタッフの対応も注意したいところです。それが信頼性にも直結してきます。また、信頼性が高いからといって損害賠償保険に加入していない業者は選択しないようにしておきましょう。
有名度だけで判断せず価格にも注意する
有名度が高いから、安いからといって安易に依頼するのは避けましょう。実際の価格よりも高くなることがあります。信頼できる会社かどうか複数比較しておくことがおすすめです。
まとめ
清掃が面倒かつ高クオリティーな清掃を求めるのであれば、オフィス清掃会社に依頼するのがおすすめです。得意とする清掃分野があり、希望条件がマッチすれば低コストで抑えられます。大手の清掃会社がよいとは限らず、清掃の内容や信頼性も重視したいところです。安易に選ぶと悪徳業者の場合もあるので慎重に決めていきましょう。