清掃業務には、日常清掃と定期清掃があります。しかしこの2つがどのように異なるのか、よく分からないという人もいるでしょう。この記事では、日常清掃と定期清掃の違いや、定期清掃を行うメリットなどについてまとめています。定期清掃について詳しく知りたい方は最後まで読んでみてください。
定期清掃とは?
日常清掃は、トイレ清掃やゴミ回収、床の除塵や掃除機掛けなどをさします。これに対して、定期清掃は日常的な清掃でできない範囲を清掃するものです。綺麗な空間を保つための、メンテナンス的な清掃ともいえるでしょう。たとえば、窓ガラスを洗浄剤を使って清掃したり、カーペットについたしみ抜きをしたり、空調機のフィルターを清掃したり、フロアのワックスがけをするといったものが定期清掃といえます。定期清掃は毎日行うことができない大掛かりな清掃や、時間がかかる清掃が多いです。そして、毎日行う必要はないけれど、定期的に行うことで、よい状態を維持できるといえます。
定期清掃を行うメリット
まずは定期清掃を行うメリットを見てみましょう。
■綺麗な状態を保てる
日常清掃で行える範囲は限られています。定期清掃を行うことで、より綺麗な空間を保持できるといえるでしょう。
■専門性の高い清掃をしてもらえる
日常清掃とは異なり、より専門性の高い清掃をしてもらうことができます。日常清掃であれば、従業員が行うこともできますが、専門性の高い清掃は、自社の従業員で行うことはできません。
■従業員のモチベーションアップ
職場が綺麗だと仕事もはかどります。従業員のモチベーションアップにも定期清掃を取り入れることをおすすめします。従業員が気持ちよく働ける環境を整えることで、職場の離職率低下にもつながります。定期清掃は、費用をかけてでも行うべきといえます。
■社外的なイメージも向上する
オフィスにはお客さんが来ることもあるでしょう。応接室などお客さんが利用する場所が、綺麗に保たれていない場合、会社のイメージが悪くなってしまいます。会社のイメージアップのためにも定期清掃はおすすめです。
定期清掃は日常清掃と何が違う?
ゴミ回収やトイレ清掃は毎日行わなければ清潔を保つことはできません。そのため日常清掃で毎日行います。ただし、使用頻度が少ない場合は、週に数回というケースもあります。日常清掃は、作業員の負担も少なく、作業の専門性も低いため、アルバイトやパートが清掃を行うことも多いです。
これに対して、定期清掃は専用の機器を用いたり、専用の薬剤を使用するなど、専門性がとても高くなってきます。作業員の負担も大きく、作業に時間もかかります。作業の難易度が難しい分、清掃に精通したスタッフや正社員などが行うことが多いです。定期清掃と日常清掃の大きな違いは、行う回数だけでなく、専門性の高さや作業難易度にあるといえるでしょう。
定期清掃と日常清掃を両方行う場合は同じ業者に依頼するのがおすすめ
定期清掃と日常清掃を行いたい場合は、どちらも同じ清掃業者に依頼するのがおすすめです。その理由は、費用を抑えることができるからです。定期清掃と日常清掃を異なる業者にお願いしてしまうと、作業のスケジュール調整も難しくなるうえ、日常清掃で何をしているのか、定期清掃で何をしているのかという共有が行いにくくなるからです。
定期清掃とはどのような清掃なのか、定期清掃の内容やメリットなどをお伝えしました。清掃業者を探す際は、定期清掃も日常清掃も行っていて実績が豊富な会社に依頼するようにしましょう。実績は、依頼したい建物と同じ用途の建物を多く経験している方がより安心です。