シェアオフィスでは、さまざまな企業や個人が働いています。最大のメリットは安い費用で利用できる点、自分たちが必要と感じるスペースだけを借りられる点です。しかし、このような便利なシェアタイプだからこそプロの清掃が大切です。今回は、なぜ必要なのかという点を解説していきます。
シェアオフィスが求められる清潔さ
シェアオフィスと一般的なオフィスとの大きな違いは、トイレなどの共用部分を誰が使うかです。まずシェアオフィスですが、自社社員はもちろんのこと、他の入居している会社の社員も使います。
一方、一般的なオフィスは基本的には自社社員のみ、派遣社員が職場内に働いているときや来客時のみ自社従業員以外が使います。このように一般的なオフィスとは使用する方が大きく異なるため、オフィス内で求められる清潔さがまったく違うのです。
■求める清潔さは会社ごとに違う
入居している会社が違う以上、片づけ方や清掃方法の統一はどうしてもバラバラになってしまいます。仮に、各社が順番に掃除を行った場合には「あそこの会社は掃除が雑だ」といったトラブルが起こりかねません。しかし、プロが行う清掃を導入すれば掃除を行うのはいつも同じ業者のため、いつも同じ清潔さが保たれます。
■みんなが使うからこそ清潔であってほしい
メインのオフィスをはじめ、トイレや給湯室などが不衛生な状態だったら、誰でもその場所を借りたいとは思いません。しかも、借りるのはシェアするタイプのため、誰が使っているのか分からないといった不安もあるでしょう。このようにみんなが使うからこそ、「いつもきれいな状態にしてほしい」と願うものなのです。
■衛生面は、入居希望者の選定項目の一つ
もし、シェアオフィスに空室があり、入居を希望する方が現れたとしたら、ほとんどのケースで衛生面は選定項目の一つになってくるでしょう。入居する側としては、誰が借りている場所や共用部分を掃除するのか、どのような管理をしているのかに興味があります。あまりにも不衛生な状態の場合は、契約しない可能性が高くなるでしょう。
プロの清掃により顧客満足度がアップ
プロの清掃を導入して常にオフィス内をきれいにしておくと、利用している会社や個人の満足度がアップします。もちろん、管理者本人が行ってもよいのですが、複数のオフィスを経営している場合は、定期的に掃除できるとは限りません。
忙しいとはいえ、不衛生な状態が続くと顧客離れが進んでしまうので要注意です。オフィスを借りるときは、誰でもきれいなところを選びます。日常的にきれいな環境作りに取り組んでおけば、仮にシェアオフィスに空きができたとしても、すぐに入居してもらえるでしょう。
プロの清掃を導入することで得られるメリット
プロの清掃を導入する最大のメリットは、清掃担当者を雇わなくてもいい点です。仮に、自社で清掃する場合は、求人を掲載し面接を行い、清掃方法などを細かく指導しなければいけません。また、雇用すれば給料計算や福利厚生など準備するべきことが次々と出てきます。
そして、最も厄介なのは急に会社を退職した時です。万が一、清掃担当者が退職した場合は、誰かに代行してもらう、もしくは自分で行わないといけません。しかし、清掃のプロにお願いすれば、このような管理の手間はすべて清掃を行う会社が代行、清掃計画などを考える必要はありませんし、シェアオフィスの衛生面も一定の水準をいつも保てます。
シェアオフィスは、いろいろな会社や個人が一緒に利用する場所です。そして、共同で使用する場所だからこそ、安定した仕上がりが期待できるプロの清掃（専門業者）が必要になってきます。シェアオフィスを借りたい方は、価格面だけを見ているわけではありません。オフィス内の衛生面も必ず見ているので、プロが行う清掃も検討しておきましょう。