オフィスは自分や自分の家族以外の人と共用している場所なので、自宅のような気持ちで掃除することに抵抗を感じるかもしれません。とくにトイレ掃除はもっとも気がすすまない場所のはず、でもオフィスのトイレ掃除はとても重要なので、常にきれいに保つようにしておきたいものです。なぜ重要なのか、その理由について解説しましょう。
オフィスのトイレ掃除はなぜ重要なのか
オフィスのトイレ掃除が重要な理由について見ていきましょう。
清潔にして感染症を予防する
トイレは汚れるのもの、汚される場所であり清潔な場所であるとはいえません。排泄物によってウイルスや雑菌が繁殖することもあり、利用者がつぎつぎと感染する恐れがあります。掃除が行き届かず汚れているトイレならより危険性が高くなるので、そうならないようにこまめに掃除を行い除菌することが大切になります。
従業員のモチベーションアップにつながる
トイレで1人になる時間をもつことで、一息ついてリフレッシュできるという人も多いのではないでしょうか。トイレが清潔で気持ちよく使えれば、リフレッシュ効果もアップし仕事にもよい影響が期待できます。
オフィスの印象をよくする
従業員以外に来客が利用することもあるトイレ、部外者の目は常に使用している従業員よりも厳しいものです。いつ利用してもトイレが清潔できれいになっていれば、仕事においても細かい部分まで気を配れる会社だろうと、よい印象を与えることもできるでしょう。
適切なトイレ掃除方法や頻度は？
オフィスにおいて適切なトイレ掃除の頻度はどのくらいで、どのように掃除したらいいのかを説明しましょう。
オフィスのトイレ掃除の頻度は？
どの程度の人数が使用するトイレなのかでも頻度は違ってきますが、どのような規模の会社でも最低1日に1回は行うようにしてください。また、汚れていると確認したら軽くで構わないので、その都度掃除するのがおすすめです。
オフィスのトイレ掃除方法は
基本的にトイレはすべての場所が汚れる可能性がありますが、最低限掃除すべき箇所はつぎのとおりです。
・便器
内側や内側のふち部分はブラシでしっかりとこすり、外側はトイレシートなどを利用してきれいに拭きます。
・便座やふた
トイレの内側と同様に汚れや菌が付着しやすい便座は、直接肌に触れるので念入りに掃除する必要があります。また、フタも不特定多数の人が触れる部分ですから、こちらも忘れずに掃除しましょう。
・壁や床
床だけでなく壁にも尿が飛び散りやすく、トイレの臭いの原因は壁についた尿だったということも少なくありません。どちらもしっかりと拭き掃除し、可能なら床は水を流して掃除してください。
・洗面台や鏡
水はねが原因で汚れがついたり、雑菌が繁殖したりする恐れがある場所です。汚れをしっかりと落としたら乾いた布などで水滴を拭き取るようにしてください。
・アルコールを使用して消毒する
掃除が一通りすんだら、アルコールを噴霧して消毒します。すべてのウイルスや雑菌を除菌することはできませんが、掃除では取り切れなかったウイルスや菌を減らせます。便座やふた以外にも、ドアやドアノブ、蛇口、トイレットペーパーホルダーなど、手が触れる場所に噴霧しましょう。
清掃業者と分担してきれいに保とう！
最低1日1回の掃除にプラスして気がついたときも掃除を行うとなると、社員の負担が大きくなるかもしれません。業務に影響があるのも困るので、オフィスの清掃は清掃業者に委託することも検討してください。
これで1日1回の徹底した掃除が約束されるので、あとは気がついたときに、さっと拭き取るなど軽く掃除すればOKです。つまり、従業員と清掃業者が分担してオフィスの掃除を行うということですが、これなら従業員の負担にならずトイレをきれいに保つことができるでしょう。
まとめ
トイレがきれいか汚いか、それによって従業員の健康とモチベーション、部外者から見た会社のイメージにも影響を与えます。最低でも1日1回は汚れやすい箇所を徹底して掃除する必要があり、それにプラスして気がついたときにさっと拭き取るなど、軽い掃除も行うのが望ましいオフィスのトイレ掃除の方法です。従業員だけでは負担も大きくなる可能性があるので、トイレ掃除は清掃業者に委託して従業員と分担することも検討してみてください。