オフィスの床材は、快適な環境作りとメンテナンスのしやすさを考慮して選ばれます。カーペットやフローリング、タイルなどがありますが、それぞれに適した掃除方法があります。誤った手入れをすると、汚れが落ちにくくなるだけではなく、床材の劣化を早める原因になりかねません。本記事では、床材ごとの最適な掃除方法をくわしく解説します。
オフィスでよくある床材の種類
オフィスでよく使用される床材には「タイルカーペット」「ビニルタイプ」「天然素材タイプ」の3種類があります。それぞれに特徴があり、使用する場所や目的に応じて適切な選択が必要です。
タイルカーペット
タイルカーペットは、エントランスや執務室、会議室、休憩室など、さまざまな場所に使われています。タイルカーペットの大きな特徴は、床の配線やケーブルを隠すことができる点です。
また、足音や物音を軽減するため、オフィス内での騒音を抑え、静かな環境を作り出します。そのため、会議中や電話対応の際に便利です。
ただし、タイルカーペットは使用頻度が高い場所では、砂や土、ホコリなどが蓄積されやすいので、定期的な掃除が必要です。とくに人の出入りが多いエリアでは、掃除を怠ると汚れが目立つことがあります。
ビニルタイプ(フロアタイル、フロアシート)
ビニルタイプの床材は、塩化ビニールを素材にしたクッション性のあるシート状の床材です。簡単に敷設でき、クッション性があるため長時間の立ち仕事や歩行に優れ、足の疲れを軽減します。汚れが落ちやすく、水に強いため飲み物や食べ物をこぼした際の清掃がしやすいのも特徴です。
しかし、ビニルタイプの床材は傷がつきやすく、とくに鋭利な物を落としたり重い物を引きずったりすると傷が目立つことがあります。また、濡れた状態で放置するとカビや汚れの原因になりやすいので、湿気の管理にも気をつけなければなりません。
天然素材タイプ(フローリング材など)
フローリング材は、木や石などの天然の素材を使用した床材です。自然な質感や独特の風合いが楽しめるだけではなく、見た目に高級感があり、オフィスのイメージを格上げします。
しかし、天然素材ゆえに湿気や温度変化に敏感です。傷がつきやすいため、家具や重い機器を移動させる際には注意が必要です。とくにオフィスでは、多くの人が移動するため、頻繁に清掃を行い、傷や汚れを防ぐことが大切です。
床材別の掃除方法について
使用する床材によって適切な掃除方法が異なります。ここでは、おもな床材ごとの掃除方法を紹介します。
タイルカーペットの掃除方法
タイルカーペットは、ホコリや砂、土などが隠れやすいため、ブラシがない掃除機では、カーペットの毛足の奥に潜んだ汚れを取り除けません。掃除機を使用する際は、ブラシ付きのものを選ぶことがポイントです。毛足に逆らう方向に掃除機をかけることで、奥に潜んだゴミをしっかりと取り出すことができます。
また、シミが付いた場合は、カーペット用のシミ取り剤を使用したり、30℃程度のぬるま湯でシミを湿らせてタオルで軽く叩くことで、汚れを落とせます。油汚れがついてしまった場合は、酸素系漂白剤や中性洗剤を使って慎重に処理しましょう。
ビニルタイプの掃除方法
ビニル床材は、フロアタイルやフロアシートが一般的で、掃除がしやすい特徴があります。掃除には、掃除機、フロアワイパー、フロアモップ、床用洗剤が必要です。
最初に掃除機やフロアワイパーで表面のホコリやゴミを取り除き、次にフロアモップで水拭きをします。汚れがひどい場合は、床用洗剤を使って雑巾で拭き取ると効果的です。
ただし、アルカリ性の強い洗剤を使うと、ワックスを溶かしてしまうことがあるので、洗剤の選び方には注意が必要です。
天然素材タイプの掃除方法
天然素材タイプの床の掃除は、掃除用ワイパー、やわらかいブラシ付きの掃除機、雑巾などが必要です。まず、掃除用ワイパーで床全体のホコリを取り、残った細かいゴミは掃除機で吸い取ります。
掃除機を使う際は、フローリングに優しいやわらかいブラシがついているヘッドを使用し、溝に沿って掃除機をかけることが大切です。水拭きが必要な場合は、雑巾を絞ってから拭き取るようにしましょう。
フローリングは水分に弱いため、過剰な水分を与えないように気を付けることが重要です。また、ワックスをかける前には、ホコリや髪の毛を取り除いてから行うことをおすすめします。
まとめ
オフィスの床材にはいくつか種類がありますが、種類によって清掃方法を変えなければなりません。床材に応じた掃除方法を実践することで、床の美しさを長く保つことができます。しかし、床材ごとに適した掃除が大変なときは、オフィスの清掃サービスの手を借りるのもよいでしょう。床は空間で大きな割合を占めるため、きれいな状態を保っておきたいものですね!