人の出入りが多いオフィスでは、徹底的な衛生対策が重要です。衛生対策には、社員が各自で行う方法とプロの業者に依頼する方法があります。業者に依頼すると費用がかかるため、自力で対策を行いたい人も少なくないでしょう。ここでは、オフィスの衛生対策の方法や実施時のポイント、プロの清掃サービスに依頼するメリットを紹介します。
オフィスの衛生対策の基本とは
オフィスは人の出入りが多く、感染症のリスクが高まりやすい場所です。人の出入りが多い分、感染症が発生したときの影響も大きくなるため、オフィスでの衛生対策が重要となります。ここではオフィスの衛生対策の基本を解説しましょう。
社外からの菌・ウイルスを遮断する
菌やウイルスは、人が入ってくるのと同時にオフィス内に持ち込まれるケースがほとんどです。とくにオフィスの場合、出社時・外出からの帰社時に持ち込まれる可能性が高くなります。出社・帰社する際に、社員には都度手洗い・手指の消毒を行ってもらうことで、侵入経路を断ちましょう。
ハイリスクな場所に対策を行う
オフィスの中でもリスクの高まりやすい場所に徹底的な対策を行うと、感染症を効果的に防止できます。とくに人が集まる場所・会話が多い場所ではリスクが高まりやすく、会議室・給湯室・喫煙室・食堂などの共用の食事スペースなどでは徹底した衛生対策が必要です。また、風下も菌やウイルスを含むエアロゾルが溜まりやすくなります。エアコンなどのある場所では風向きにも注意しましょう。
各自で使ったスペースを掃除する
どれほど対策を行っても、知らず知らずのうちに菌やウイルスを持ち込む可能性はあります。自分の持ち込んだ菌・ウイルスは広げないように、共用のスペースを使ったあとは各自で除菌作業を行いましょう。自分専用のデスクも、除菌作業がしやすいように置く物は最低限にする習慣をつけるのがおすすめです。
また、菌・ウイルスはホコリやゴミの中にも混じっているため、除菌の前にホコリやゴミを取り除くことで菌・ウイルスの絶対量を減らし、除菌の効果を上げられます。
オフィスで徹底したい掃除・消毒のポイントは?
掃除・消毒は衛生対策の基本ですが、ただやみくもに行えばよいわけではありません。そこで、ここでは効果的に衛生対策を行うための掃除・消毒のポイントを解説します。清掃の習慣として、オフィスで徹底しましょう。
拭き掃除の道具は使い捨てにする
ふきんやペーパー類など、汚れを拭き上げたものには菌・ウイルスが付着します。一度使ったふきんやペーパーで別の場所を拭くと、ほかの場所で付着した菌・ウイルスを広げることになるため、拭き掃除には、使い捨ての掃除グッズがおすすめです。
乾拭きから一定方向への拭き上げを徹底する
拭き掃除の手順は「乾拭きをしてから一定方向への拭き上げ」が鉄則です。ふきんやペーパーを往復させると、一度拭き上げた場所に菌やウイルスを広げることになります。まずは乾拭きを行い、ある程度ホコリや菌などを取り除いてから、別のふきん・ペーパーと除菌剤を使って一定方向に拭き上げると除菌効果が高まるでしょう。
換気は2方向の窓を開けて行う
効率よく換気を行うには、部屋の2方向の窓を開けて風の通り道を作りましょう。また、扇風機を窓際に置いて外に向けて回すと、より効率的に空気を循環させられます。
手指は消毒前に洗う
手指消毒を行う前に、まずは手を洗いましょう。手洗いで汚れとともに菌・ウイルスを落としてから消毒することで効果が上がります。消毒の際は、すみずみまで消毒液を塗り込みましょう。おろそかになりがちな指先まで、徹底的に消毒することが大切です。
プロに任せればより確実に感染症対策が可能に!
新型コロナウイルスだけではなく、季節性のインフルエンザや胃腸炎をともなう風邪など、オフィスではさまざまな菌やウイルスへの対策を講じる必要があります。オフィス内での対策にくわえて、プロの清掃サービスによる感染症対策によって利用者や従業員の安心・安全を守ることが可能です。
清掃サービスを利用すると、清掃から除菌までの豊富なノウハウによって、広い事業所や店舗を隅々まで徹底的に清掃できます。たとえば、エアコンの風は感染症のリスクを拡散する恐れがあるものの、プロに清掃を依頼することでエアコンの内部まで徹底的に清掃してもらえるでしょう。
プロは洗剤・薬剤も専門の効果の高いものを使用するため、短時間で効率的に清掃・除菌を行うことも可能です。業者に依頼することで費用はかかるものの、各社員の対策に頼るより効率的かつ効果的な対策が見込めます。
まとめ
オフィスで衛生対策を講じる場合、多くの人の動きを考慮しながら、徹底した対策が必要となります。各自が徹底することで菌やウイルスを減らすことはできますが、社員の努力だけで対策を徹底するのは難しいのが実情です。
オフィスの衛生対策は、プロの清掃サービスに依頼することをおすすめします。プロならではのノウハウや洗剤・道具を駆使し、通常では行き届かない部分の対策も徹底してもらえるのです。費用がかかりますが、オフィスの利用者や従業員の安全を守ることを考えると、費用以上の効果を期待できるでしょう。