今回の記事では、オフィスで生じたごみの、分別方法や処理の際に気を付けるべきポイントについて解説します。慣れてしまえば、無意識に分別できるようになりますので、どうか安心してお読みください。燃えるごみと異なる区別のごみがあると覚えておけば、分別の際の苦労は軽減できるはずです。
ごみの分別が必要な理由
まずは、ごみに対してなぜ分別が必要なのか解説します。理由としては、発生したごみの種類によって、定められている処理方式が異なるためです。馴染みのある分別の例として、燃えるごみと燃えないごみがあります。皆さんも、一度はふたつの分別を経験したことがあるのではないでしょうか。
燃えるごみの処理方法は、まず必要に応じて、燃えるごみのなかに混ざってしまった生ごみを除去します。生ごみは、燃えるごみとは別で、肥料として活用しています。残った燃えるごみですが、こちらは焼却処理場に運び込まれます。そのあと燃えるごみは、高温で焼却され、灰になります。この残った灰は、埋め立てて処理します。一方、燃えないごみの処理方法は異なり、一部リサイクルに活用できる素材を仕分けて、残りのごみは用意された、埋め立て地で処理されます。
そのほかにも、処理方法が異なるごみとして、ビンや缶があります。このように、一くくりにごみと言っても、処理方法が異なるので、ごみは分別する必要があるのです。ごみの分別は、無視できない問題で、自治体によっては、分別しなかった人に、罰金を求める場合もあります。
オフィスから出るごみの種類
続いては、オフィスから出るごみの種類について解説します。オフィスからでるごみには、事業系一般廃棄物と産業廃棄物の二種類があります。
まずは事業系一般廃棄物ですが、こちらに該当するのは、主に燃えるごみです。たとえば、職場で使うコピー用紙、その他印刷物、ティッシュペーパーなどが当てはまります。
一方の産業廃棄物ですが、こちらは燃えないごみが当てはまります。該当する対象は、ビニール袋、プラスチックの容器などです。そのほか、オフィスで発生しやすいごみとして、机、イス、ロッカーなども、産業廃棄物に該当します。
一般家庭では見られない、オフィスならではのごみの多くは、産業廃棄物として処理されるのです。燃えないごみとして処理できないものは、産業廃棄物として処理されることになります。オフィスで生じたごみは、必要に応じて廃棄物の処理を専門にしている業者や、リサイクル業者に依頼して処理するようにしましょう。
オフィスで出たごみを捨てるときに気を付けたいポイント
最後に、オフィスで生じたごみを捨てる際に、気を付けるべきポイントについて解説します。オフィスでのごみとして、産業廃棄物とあると説明しましたが、産業廃棄物は捨てる際に、手順を踏む必要があります。
まずは、産業廃棄物の取り扱い許可を持っている、専門業者に依頼する必要があります。許可証を持っていなければ、産業廃棄物を取り扱うことができないので、基本的に業者に依頼する方法がおすすめです。産業廃棄物の取り扱い業者を探す場合は、環境省のサイトを利用すると、簡単に地域の業者を特定できます。
産業廃棄物には、危険物等も含まれているので、このように専門業者の介入が必要になるのです。なお、オフィス清掃業者といった人たちも居ますが、彼らはオフィス内のごみ箱の処理と、ごみ収集車への運搬のみを行う業者ですので、区別するようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、オフィスで生じたごみについて、分別方法や最終的な廃棄手段等を解説しました。何回かごみの分別を経験すれば、オフィス特有のごみについても把握することができるはずです。一般家庭とは違う点として、産業廃棄物が発生しやすい点は、ぜひ覚えておいてください。適切な業者選びには、環境省のサイトを利用することができます。