オフィスの衛生環境を守るためにも、清掃は欠かせません。とはいえ日常業務と合わせて社内の清掃を行うのは大変ですので、多くの会社では清掃員を自社雇用、もしくは清掃会社に依頼しています。清掃員を雇用するべきか、それとも清掃会社に依頼をするべきか、それぞれメリット・デメリットがあるのでチェックしてみましょう。
清掃員の自社雇用は手間がかかる
清掃員を自社雇用することで、清掃業務を依頼できる自社社員が増えるため、自社を中心に業務を行ってもらえるメリットがあります。その反面、自社雇用は手間がかかることを頭に入れておかなければなりません。自社雇用する際にはまず求人情報を掲載した後、応募があれば面接を行い、雇用手続きをしないといけません。
採用後は社員として雇うことになるので、雇用に際してかかる経費は自社負担になります。入社手続きなど諸々終えた後も、スタッフ教育が必要です。マナーや挨拶など基本的な業務、清掃に関する検収を行った後、ようやく一人前として清掃業務を任せられるため、時間とお金が多くかかるでしょう。自社雇用ならではのメリットもありますが、反面こうしたコストがかかるというのはデメリットではあります。
清掃会社に委託するほうが高額になる?
清掃会社に委託すると高額になるのではないか、このように考えて自社の清掃スタッフを雇い入れている企業もあるのですが、実はそんなことはありません。上記の通り自社雇用スタッフとして雇い入れる場合、求人費用や経費、雇用に関するコストが多数かかるため、清掃会社に依頼して清掃サービス料金を支払ったほうが、実質安く済む場合もあるのです。
清掃会社に委託をする場合、雇用はあくまで清掃会社、経費類も清掃会社側がすべて支払うため、企業側は清掃箇所を依頼するだけで済みます。研修を既に終えている優秀なスタッフが衛生環境を整えるので、手間もありません。
トータルで考えると清掃会社に委託をした方が、コストの面も手間もかからず、スムーズに取引ができるでしょう。単純に清掃だけお願いしたい場合は、自社雇用スタッフを雇うより清掃業者に依頼をしたほうが簡単です。
清掃会社に依頼するメリット
ほかにも清掃会社に依頼するメリットは多数あります。まずは日常清掃だけではなく汚れないように予防する清掃をしてもらえる点です。清掃会社スタッフは掃除のプロ、だからこそ、自分達ではなかなか難しい箇所の掃除や、素人では気がつかない所までの清掃、並びに、汚れにくくするための予防清掃をしてもらえます。1週間に一度の頻度でも充分その効果を発揮してもらえるので、安心して依頼できるのがメリットです。
また自社雇用スタッフとは異なり、ある程度計画的に掃除を進められるのも利点といえます。汚れやすさや頻度に合わせて、その都度依頼をすればよいため、自社雇用清掃スタッフと違い定期的に雇い入れる必要がありません。日常清掃は普段従業員で行っているので、たまに細かい部分を掃除してもらいたい、大掃除のときにだけお願いしたい、エアコンの掃除だけお願いしたいなど、細やかなニーズにも対応してもらえるのが、清掃会社ならではといえるでしょう。
まとめ
自社雇用清掃スタッフを雇うと安く済むと思われがちですが、手間とコストの部分を考えるとそこまで変わりはありません。手間暇をかけずにスピーディーに清掃をしてもらいたい場合は、最初から清掃会社に依頼をしたほうが確実です。東京には清掃業者が多数あるので、自社のニーズにあった清掃会社を選んで依頼するとよいでしょう。清掃業者によっても複数プランがあるため、プランを比較してお得な業者に依頼するのもおすすめです。